現代のストレスを感じることの多い社会の中で、精神医療に対する認識も高まり、精神科を受診する方が徐々に増えていることを日々の診療で実感しています。医学の進歩とともに、精神科の病気が身体(脳)の病気であるという証拠が次々に発見されており、治療法も少しずつ確実に進歩しています。
私は慈恵医大病院をはじめ、多くの精神科病院において、さまざまな臨床経験を通して、最初に受診する地域のクリニックの重要性を痛切に感じ、この地に開業することにしました。精神科に通院していても、診断名も知らない方や、漫然と薬を服用し続けている方が非常に多いことに驚きます。また難治の病気もありますが適切な治療により、生活の質を改善できたり、寛解する病気もあるということを知って頂きたいと思います。
当院ではうつ病、パニック障害、不眠症、認知症、統合失調症をはじめ、精神科領域の病気を幅広く診断、治療する方針です。治療は基本的に現代精神医学では薬物療法が中心で、当院ではカウンセリングはしておりませんが、その他の治療や対処法についても、また他の病院のセカンドオピニオンとしてもアドバイスさせて頂きたいと思います。何よりも早期発見、早期治療が重要です。今後は精神科のかかりつけ医として、少しでも皆様のお役に立てたらと願っております。 |